増田 光一

指揮 音楽監督

 

 

Koichi Masda

Conductor



あなたの 1.血液型 ・ 2.星座 ・ 3.好きな色           

 

1.B型……「そんな風に見えない」と、言われたことが一度も無い。

2.おとめ座……「そんな風に見えない」と、いつも言われる。
          おとめ座の意味を知っているのだろうか?といつも思いますが、知っていたら余計そうは見えないでしょう。

3.ラピスラズリ・藍色・ワインレッド……ラピスはダ・ビンチが絵具として使っていた場所に注目してみてください!
 

座右の銘                              

一期一会……最近特に感じる。人生で起きることは全て必然だから。そんなこと考えるのは歳なのかなぁ…。

一攫千金……に夢を見ている時が最高!

 

日常生活で一番のお気に入りの時間                 

朝……空気が新しい命に満ちているのを感じる。季節によって好きな時間帯は異なるけど、一年通して「朝」は好きです。

 

音楽以外の趣味                          

   漫書道、絵を描く……最近はほとんど水彩。それも海外の町の絵に限定されています。本当はもっと描く時間が欲しいです。

無人島に持っていく 1.一本の映画、 2.一冊の本、 3.一枚のCD   

 1.1.バベットの晩餐会……本当は「ローマ…」と言いたいけど、無人島では寂しすぎるかも。
               一人だと、どうせろくなもの食べないだろうし、せめて画面で最高の「食事」をしたいものです。

2.聖書 特に旧約……当り前過ぎるけど、やっぱり人間臭いものに触れたくなるような気がします。

3.ニーベルンゲンの指輪……「あぁ、人間の世界はこんなに感情豊かだったなぁ…」と思いながら聴きます。
                  とにかく芳醇だし、ゆっくり聴くのに最適だと思います。

 

後の晩餐に食べたいもの                       

前は同じ質問に「鮭の皮のお茶漬け」って言ってきました。
その後、それを上回るものがどうしても見つかりません。

 

この世から消えてほしい食べ物                    

鯉の洗い・鯉こく・・・・・・どうしても好きになれません。一度接待で脂汗を流しながら飲み込んだのが、忘れられません。

 

好きな曲                              

バッハ/ゴールドベルク変奏曲、マタイ受難曲。 
モーツァルト/Sym3841、ピアノ協奏曲20,21,,23, 24,27.。Cl 協奏曲。Fl&Hpの為の協奏曲。フィガロの結婚、魔笛。 
ベートーヴェン/Sym3,6,9。ピアノ協奏曲4。SQ14,16。ピアノソナタ28,29。ミサ・ソレムニス。 
シューベルト/美しき水車小屋の娘。 
ワーグナー/ニーベルンゲンの指輪、トリスタンとイゾルデ。
ブラームス/Vn 協奏曲。 
ブルックナー/Sym5,7,8,9。 
マーラー/Sym3,9,大地の歌。 
R/シュトラウス/ナクソス島のアリアドネ、バラの騎士。 
プッチーニ/ボエーム。 
レハール/メリー・ウィドウ、金と銀。  
オッフェンバック/ホフマン物語。 
ショスタコーヴィチ/Sym4,8,9,10。>SQ8,11,13,14。 
シベリウス/Sym3,4,6,7

 

どうしても会いたい作曲家                      

 ベートーヴェン!会わなくても遠くから見ているだけならモーツァルト。

 

1.どうしても会いたい指揮者 ・ 2.愛してやまない指揮者       

1.フルトヴェングラー……第9の3楽章の秘密をどうしても聞きたいのです。どうしてああいう演奏が可能だったのか。

2.カール・ベーム……僕が直接話すことが出来たヨーロッパ最後の巨匠。
             目の前に立ったときの笑顔と、深く厳しい眼が忘れられません。

 

あなたの 1. 10年後の姿 ・ 2. 20年後の姿            

1.フルオケになったアンサンブル凜でやりたい曲だけをやっていたいです。
 「温泉地を廻る演奏旅行なんて楽しいだろうなぁ。」とアンサンブル凜が出来る前は思っていましたが
 2011年に実現できそうで本当に楽しみです。(10年もかかりませんでした!)

2.音楽を含めて、こだわりの世界を考え直しているかもしれません。
 こだわりと悟りの関係を。今の僕にはとても考えられませんが。
 もしかしたら、田舎に住んでいるかもしれません。
 畑で自分の食べる分だけ作って。生き急いでいたくは無いです。
 そして、みんなとはずっと音楽を一緒に創っていけたら、どんなに素晴らしいかと思います。

 

あなたの前世、生まれ変り。それぞれ1.どこの国、2.男・女、3.何をしていたか。

    ―前世
1.オーストリアかフランス
2.男
3.音楽が大好きで、オーケストラ団員に憧れ都会に。しかし、才能無くあっさりと夢破れる。
音楽への思い止みがたく、ホールのそばに居られるという理由だけでダフ屋となる。
かなり貧しい生活をしている。第二次大戦中にレジスタンスに入るが、危ないことからはちょろちょろ逃げている。
戦死(戦死した夢を見た、と梓李がいつも言っている)。


―生まれ変わるなら
1.フランス、小さな田舎町
2.男
3.グラン・クリュのブドウ畑でワインを造る。温暖化によって毎年猛暑。きっと毎年ビンテージが生まれる。
教会で演奏活動を続け、好きなことをして、味の濃い人生を楽しむ。
しかし、楽をしすぎたため、今際の時大きな課題を残す。楽をしすぎて、汚れた部分をあまりにも見なかったのだ。
そして、その課題を克服すべくトンガに生まれ変わる。大きくなって相撲界に入り、八百長まみれの角界の浄化に燃える。
全てを告発しようとして、やくざに暗殺される。
あまりの悲惨さに神様の哀れみをかい、次はマチュピチュの管理人>(そんな人が居るのか?)の息子として生まれ、家業を継ぐ。
観光客から入場料をもらい生計を立てるので、相当頭を使わずに一生を終わる。……まだまだ続きます

 

この世から消えてほしい過去                     

中学生の時、僕の机の中に手紙が入っていました。
僕が好きだった人の字にとても似ていたので、すっかり両想いだと思い、有頂天のまま「僕もずっと好きだった」と告白しました。「何のこと?」 … 「…? …!…」次の日には、僕の告白がクラス女子全員の知るところとなりました。
後日、全く見たことも無い下級生からの手紙だと分かりましたが、後の祭りとはこのこと…。

ハワイで海に入ろうとしたら、海パンを忘れたことに気付きました。
下着のトランクスで泳いでも分からないだろうと思いましたが、海から出てくるとぴったり付いて、傍から見ると、どう見ても怪しかったと思います。

活字になったことで消えない過去になってしまいましたが、こんなことは数え切れない程いっぱいあります。
消えてほしい過去もあるから、今があるのだけど…。

 

この世に生まれてきたあなたの使命                  

様々な形、関わり方で音楽の礎を作る。
まったく異なる使命で、戦争のことを少しでも多く知ることもあるような気がします。

 

あなたの 1.宝物、 2.大事にしている言葉              

1.僕の周りに居てくれる人たち…どんなにお金があったとしても、この人たちが居なくなったら僕は生きていけません。

2.ありがとう!…高校の頃まで、すっと言えませんでした。
          本当に有難いと思っていないと、相手に失礼だし、どのくらい有難ければ使えるのかが
          解らなかったのです。
          ある時、後輩の満面の笑みで「ありがとうございます!」と言ってくる姿が気持ちよくて、
          真似がしたいと思いました。
          普段着の感謝が本当に素敵に見えたのです。
          僅かな事でも気持ちがこもっていれば良いんだ、と当たり前のことに気付きました。
          人と関わる言葉の中では別格の存在で、本当に大事に使いたいと思っています。

 

人生最後の日、したい事                       

演奏会。演奏会直前の食事が偶然、「鮭の皮のお茶漬け」。
教会で演奏し、最後の和音が消え去った瞬間にバタッ、っと心臓発作で急逝。
場所柄丁度良いので、その場で葬儀。
何か演奏してくれると嬉しいですが、皆の得意な「アイアイ」は避けてほしいです。

 

貴方の運命の人                           

振り返ると、人生の転換期に沢山の運命の人に会っています。
音楽の道へ導いてくれたのは、母親、中学の中條先生、カール・べーム、小林研一郎先生、宇野功芳先生。
オケへの道を開いてくれたのは、高石治先生。
アンサンブル凜に導いてくれたのは山岡淳先生。
指揮をする喜びを教えてくれたのが、アンサンブル凜の皆さん一人ひとり。
絵が本当に好きになったのは叔父の故岡部徳三氏の教えから。
嫌いだった子供が好きになったのは、娘の梓李に出会えたから。
人生の楽しみ方を教えてくれたのはますみ。

・・・今の僕があるのはこれら運命の人たちのお蔭だと本当に心から感謝しています。
そんな月並みな言葉では表現できないほど感謝しています。

 

アンサンブル凜の仲間へメッセージ                  

「音楽って何だろう…?」「私は本当に音楽が好きなのだろうか?」「良い音楽、とは…?」と思わない人が居るでしょうか。
「良い音楽」は見える人にしか見えません。
「音楽が見える」とは難しそうに思えるかもしれませんが、実はとても単純で簡単なことなのです。
心の殻を破り、裸になって真摯に受け入れようと思えば、音楽は難無く皆さんの心に多くの事を語りかけてきます。
その時こそ、音楽が見えた瞬間です。
見えると「なんだ、こんな事だったのか!」と、深い喜びの中で思う筈です。
初めて自転車に乗れた時に似ているかも知れません。
一度見えると、今まで聴いてきた全ての音楽が、どういうものであったか、面白いように明らかになります。
それは誰にも盗まれない、皆さん自身の無形の財産です。
繰り返して言いますが、音楽には「良い音楽」と「良くない音楽」の二種類しかありません。
人によって、見方によって変わるものではありません。
芸術は絶対の存在なのです。
それが定義です。
音楽を見極めれば、絵画、彫刻、文学、映画など、その他の芸術も見えてきます。
何故なら、芸術の根幹はすべからく同じであるからです。

何故芸術を知る必要があるか?それは、芸術活動を行う事が人間であることの証明だからです。
私達が食べて寝るだけの動物とは根本的に異なる存在であることの証しだからです。
皆さんはどこに向かっても突破していく力を持っています。
あの濃密な音楽を創るひたむきな姿を見れば、それは誰の眼にも明らかです。
様々なことに強い好奇心を持って、前に向かってほしいと思います。
僕達の人生の中で、失敗と断言出来ることがあるでしょうか。
その時は失敗に見えても、後で思い返せばそれが必要不可欠だったと思い当たることが沢山あります。

だから、失敗など恐れずに、大きな希望と勇気を持って未知の世界に飛び込んでいって下さい!